長谷川先生の日々好日

平凡な皮膚科医が綴る気ままなブログ。 家族、仕事、病気、趣味など 金沢市片町の長谷川ひふ科クリニック院長が その日に感じたことを素直に綴ります。

2009年10月

ゴルフの後遺症

今日は近くの整形外科を受診しました。
ちょうど1ヶ月前にゴルフをしましたが、下手くそな私はボールではなく地面ばっかりをたたいていましたので親指の付根を傷めてしまいました。
1ヶ月たっても痛みが消えないので、もしかして骨にヒビでも入っているかも…と思い、診察を受けたんです。
結果は骨には異常なしでしたので、安心しました。
それにしても、運動不足の解消になるかと思い久し振りに行きましたが、これでは逆効果です。
才能がないのは分かっているんですが、せめて怪我をしない程度にうまくなりたいですね。

結局ブログを移行することになりました。

ドリコムブログが来年3月いっぱいで終了し、ライブドアに移行することになりました。
以前からトラブル続きでほかのブログに引っ越すことを考えていましたが、簡単に引っ越すことができず、うやむやになっていました。
こういう事態になればやむをえません。
11月以降に準備が整い次第移行することになると思います。
あまり内容のないブログですけど、閲覧していただいている皆様よろしくお願いいたします。

学園祭

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今日は石川工業高等専門学校の学園祭に来ました。
これまでは、あまり縁がなかったのですが、妻が10月の異動でこちらの勤務になったのです。今回初めて来ました。
学園祭は思った以上に賑やかで、若者のエネルギーに圧倒されました。
展示もいろいろあって娘も楽しんだようです。
ただ、来た時間が少し遅くて、十分見ることが出来なかったのが残念でした。
来年はもう少し早く来たいと思います。

「ちいちゃんのかげおくり」

娘は国語の宿題で毎日教科書を音読します。
その時習っている文章を読むんです。
昨日久しぶりに聞いたんですけど。
今習っているのが「ちいちゃんのかげおくり」というお話です。
ネットで検索すると多数ヒットしてかなり有名なお話のようですね。
恥ずかしながら知りませんでした。
私が小学生の時には読んでいないと思います。

とにかく悲しいお話なんです。でもすごくいいお話なんです。
戦争で幼い子供が犠牲になり天国に召されるというお話です。

初めて聞いたお話で、こちらも無防備な状態で聞いていました。
最初は親子で「かげおくり」という遊びをする場面から始まります。
なんだかほほえましいお話だと思って聞いていると、
お父さんが徴兵され、その次には空襲で焼け出されます。
そして、幼いちいちゃんは母親や兄とはぐれ一人ぼっちになり、
やがて天国に召されるのです。
表現は童話なのでとげとげしい言葉は一切出てこないのですが、
それがかえって哀しみを増強させます。
娘はあまりないようについて深く感じることがないのか淡々と朗読しています。
それがまたいい感じでこちらの感情をくすぐり、思わず涙ぐんでしましました。
幸い少し離れたところで聞いていて娘に顔は見れらませんでした。

むかしから結構涙もろく、さらに子供が出来てからは激しくなりました。
このお話のような子供が犠牲になるようなお話ははまったく我慢できません。
今回も思わぬところでつぼを突かれてしまいました。

自分の涙はさておき、戦争の悲惨さについて伝えることは大切なことだと思います。
私も戦争を知らない世代ですが、子供には今は理解できなくてもいつかは考えられるようになってほしいものです。

・・・・・

このお話のついでに
大学生のころに映画で「火垂るの墓」を見ました。
その当時付き合っていた女性と一緒に見に行ったんですけど、
我慢できずに号泣してしましました。
その時は格好をつけようと泣かない自分を演出する予定だったんです。
そのため、前日に原作本を読んで準備したんですが、そこでまず1回号泣して、
これで大丈夫だと思ったら、映画はすごく良くできていてもっと泣けました。

今見たらさらに号泣しそうなので絶対に見ません。

いつかは訪れる別れ

南田洋子さんが入院、そして亡くなられたニュースを見ました。
夫の長門裕之さんが号泣しながら語る映像はなんだかジーンときます。
誰もに訪れる死、別れです。
自分が同じような境遇になった時どれだけのことができるか考えてしまいました。
妻は私よりも7歳年下なので平均年齢を考えれば私が介護される可能性のほうがずっと高いと思いますが、人生どうなるかわかりません。
診察をしていると配偶者の介護をしているご老人は多いですね。
今回のように旦那さんが献身的に奥さんのお世話をしている方も大勢います。
そして、長門さんのように奥さんを本当に大事にしていることが手に取るようにわかる方がたくさんいらっしゃいます。
老々介護にはさまざまな問題はあると思いますが、長年寄り添って生きてきた夫婦がお互い支えあって生きている姿は時に美しく羨ましく思うこともあります。
自分たちはどのように老いを重ねていくのでしょうか。
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