最近ミヒャエル・エンデの「モモ」を読みました。
書店で見かけ、子供がもう少し大きくなった時に読んでくれたらと思い購入しました。
名作とは聞いていましたが、自分では読んだことがありませんでした。
あらすじは
天涯孤独な少女モモは町のはずれの円形劇場に住んでいます。
一緒に過ごす人々の心を癒しす不思議な力を持つ少女です。
そんな彼女の周りでは少しずつ異変が起こっています。
時間泥棒たちが暗躍し人々の時間を奪っています。時間を奪われた人たちは常に時間追われ、心に余裕のない生活を送るようになります。
モモは時間泥棒からは危険人物としてマークされます。そして、彼女の周りの友人たちもみんな時間泥棒に時間を奪われていきました。時間を奪われた友人は彼女のそばから離れていき、ついに一人ぼっちになってしまいます。
一方時間泥棒たちは一人一人から時間を奪うだけでなく、一気にすべての時間を奪うことを考え、時間をつかさどる「マイスター・ホラ」に迫ります。
「マイスター・ホラ」は時間を奪われた人々を救うためモモが最後の望みと運命を託します。
時間泥棒たちは大挙して迫りますが、そのわずかなすきを亀のカシオペイアに導かれモモは奪われた時間を取り戻すことができ、人々の心を時間の呪縛から解き放つのでした。
こんなお話です。
文章力が欠如しているのでうまく伝わったかどうかわかりませんが、
この本を読んで、まず思ったことは現代人の時間に追われて生きていることへの痛烈な批判です。
日々の喧騒に追われ、いつの間にか心の余裕を失ってしまっている。
児童文学という枠を超え、大人が読んでも十分に読み応えのある本でした。
今の自分を振り返ってみると
勤務医時代はまさに時間に追われていました。
開業してしばらくは患者さんも少なく、時間がかなりありましたので
心にもゆとりができました。
今後の人生のことや家族のことなどゆっくり考えることができました。
何が幸せなのかは人それぞれでしょう。
起業家のサクセスストーリーなどを見ると
振り返らずに目標に向かって突っ走る。寸暇を惜しんで勉強や仕事に励む姿がよく見られます。
それで目標を達成できれば幸せなのかもしれません。
ただ、世の中全体があわただしく、焦燥感が充満し、追われるように生きていく社会というのは本当に幸せなのか。
こんなことを「モモ」を読みながら、そして読後も考えてしましました。
わが子がこの本をいつ手に取ってくれるかは、わかりません。
小学生が読むのには少々哲学的過ぎるかとも思います。
自分が小学生や中学生の頃にこの内容が理解できたかと言われれば疑問です。
でも、何時かは読んでほしい本です。
書店で見かけ、子供がもう少し大きくなった時に読んでくれたらと思い購入しました。
名作とは聞いていましたが、自分では読んだことがありませんでした。
あらすじは
天涯孤独な少女モモは町のはずれの円形劇場に住んでいます。
一緒に過ごす人々の心を癒しす不思議な力を持つ少女です。
そんな彼女の周りでは少しずつ異変が起こっています。
時間泥棒たちが暗躍し人々の時間を奪っています。時間を奪われた人たちは常に時間追われ、心に余裕のない生活を送るようになります。
モモは時間泥棒からは危険人物としてマークされます。そして、彼女の周りの友人たちもみんな時間泥棒に時間を奪われていきました。時間を奪われた友人は彼女のそばから離れていき、ついに一人ぼっちになってしまいます。
一方時間泥棒たちは一人一人から時間を奪うだけでなく、一気にすべての時間を奪うことを考え、時間をつかさどる「マイスター・ホラ」に迫ります。
「マイスター・ホラ」は時間を奪われた人々を救うためモモが最後の望みと運命を託します。
時間泥棒たちは大挙して迫りますが、そのわずかなすきを亀のカシオペイアに導かれモモは奪われた時間を取り戻すことができ、人々の心を時間の呪縛から解き放つのでした。
こんなお話です。
文章力が欠如しているのでうまく伝わったかどうかわかりませんが、
この本を読んで、まず思ったことは現代人の時間に追われて生きていることへの痛烈な批判です。
日々の喧騒に追われ、いつの間にか心の余裕を失ってしまっている。
児童文学という枠を超え、大人が読んでも十分に読み応えのある本でした。
今の自分を振り返ってみると
勤務医時代はまさに時間に追われていました。
開業してしばらくは患者さんも少なく、時間がかなりありましたので
心にもゆとりができました。
今後の人生のことや家族のことなどゆっくり考えることができました。
何が幸せなのかは人それぞれでしょう。
起業家のサクセスストーリーなどを見ると
振り返らずに目標に向かって突っ走る。寸暇を惜しんで勉強や仕事に励む姿がよく見られます。
それで目標を達成できれば幸せなのかもしれません。
ただ、世の中全体があわただしく、焦燥感が充満し、追われるように生きていく社会というのは本当に幸せなのか。
こんなことを「モモ」を読みながら、そして読後も考えてしましました。
わが子がこの本をいつ手に取ってくれるかは、わかりません。
小学生が読むのには少々哲学的過ぎるかとも思います。
自分が小学生や中学生の頃にこの内容が理解できたかと言われれば疑問です。
でも、何時かは読んでほしい本です。
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