昨日は娘のバイオリンの発表会でした。
習っている教室の生徒さんたちで編成しているアンサンブルのコンサートでした。
遊学館高校のブラスバンドも加わり立派なオーケストラを編成していました。
娘はまだ下っ端なので簡単な演奏にのみ加わっていました。
親ばかと思いながらもこのような会を参観するとわが子の成長に思わず目を細めてしまいます。
家では四苦八苦しながら練習していたものが立派に演奏しているのを見ると、創造を超えて成長していくわが子に感心します。

今回はわが子以上に指導している先生に感銘を受けました。
その先生は80歳に届くかというお年寄りです。
最近体調不良で入院されていました。当然レッスンも1ヶ月ほどお休みになりました。
その先生が何とか退院し、よろよろとしながらも壇上に立ちタクトをふるって居ました。
父兄の皆さんの中には今後のレッスンや教室の運営などに不安を感じている方も居たでしょう。
私も同じような不安はありましたが、それ以上にバイオリンのレッスン、教育にかける執念のようなものを感じました。
金沢でレッスンをはじめて50年近くになるそうです。
これまでに何人の生徒さんを教えてきたことでしょうか。

おそらくそんな静かな熱意は生徒一人一人に伝わっていることでしょう。
これからも無理はできないでしょうが、長く娘のレッスンを続けていただきたいと願っています。